ずるちん・サッカリン・砂糖 (母の話)

砂糖 ズルチン サッカリン
砂糖はあった。戦争中から戦後にかけてなかったんじゃ。

女学校に行きょうた時分は(有るとかないとか)思うたことはない。
サッカリンはくせがあるんで、ずるちんのほうを料理にはよう使ようた。

(作者記)砂糖は昭和30年前半まで貴重品。
おやつの「はったい粉」(茂平では”いりこ”と呼んでいた)にサッカリン一粒を庖丁で半分にして入れていた。

こっそりと砂糖を入れて食べることもあった。
あんころ餅

餅の中にいれるアンコロが無いので、芋や、ソラマメやこを入れてアンコロの変わりにしょうた。

前後直ぐの頃は薬局をしている福山のさとしさんかたから甘味の薬品を分けてもらようた。

2001年6月17日



茂平の食べ物