よしっ! これからテンションあげるど!!
観光は終わった。
よしっ、これから準備運動!
会場の宮島中学へ戻ったえいちゃんは気持ちを変えようする。
天気は晴れ間が見える曇り空だったのが快晴にちかずている。
いきなり山道を走る
午前10時50分、中学校前の道。花火の音でスタート。
100メートルも走らないうちいきなり山道。
この大会は「マラソン」ではなく「クロスカントリー」だもんな、こんな道が似合うな。
最初のうちはそう思ったが。
ううううぅ、効くぅ、堪えるぅ〜
山道は舗装道あり、土の道あり、登山道あり、段差あり、いろいろ。
紅葉が木と、そして落ち葉になって道を占めているところあり。
山の間から海が真っ青に見えるところあり。
走っていて気分が高まってくる。
いったん神社まで降りて土産店を走ったあと、再び山道。
これは効いた。
きっきっ効くぅ!こっこっ堪えるぅ!!!
「走るほうが楽しいよう」
山道には係りの人が旗をもってコースの誘導。ふんだんにいる。
段差が控えるとこでは「足元に気をつけてください。」「段差があります。」「すべりやすいです。」声をかけている。
観光客、そして登山の人が応援してくれる。
登山スタイルできめた女性グループ。
拍手に向かって、えいちゃんは言う「走ったほうが楽しいよう。」
広島クレドもはっきりくっきり
おやっ?もうゴールかな?
宮島中学に近づく。
校門前、校庭でなく直進の旗。
コース道はここから海辺の道を走る。
広島市街地がだんだんと近づく感じで走る。
宇品港の赤いクレーン、中区の高層ビルがちかずく。
海水浴場がある公園をぐるりまわって折り返す。
この写真は帰りの船からだが、走行中こんな感じで広島市街地がはっきりと近くなった。
「走り得」。
海岸線を走りながら、こりゃ走り得だなと思う。
観光できてもこの道は通らない、マラソン出場したからこの道から見える光景にであえる。
アンカーのたすき
平坦部、海岸線の道を走る。(戻る)
最終ランナーが走っている。
そのランナーを励ますように「アンカー」とたすきをした走者が並走している。
最終ランナーのうしろには車もいない、「アンカー」のみ。
これはあたたかい。やさしい。
主催者の温もりのようなものを感じる。
宮島中学校へゴール
えいちゃんの順位はうしろの方だった。
ま、いつものことではあるが。
走り終えたランナーが道沿いでランニングをしたりバッグを持って帰っている。
やれやれ、10キロでも走れば結構遠いなあ。
2003年12月6日