受付がすんだら神社を見よう



受付は終わった。
スタートまでは2時間弱ある、さあこれから宮島見物。
今日の目的はどちらかとゆうと、これが目定。


宮島中学校から逆戻り、対抗して選手たちの列がつづいている。


ひさしぶりの宮島見物、楽しみだな、るんるん歩き。





「日本三景はすべて海です」



何組かの集団旅行にはガイドさんが説明している。
どのガイドも手にマイク、肩にスピーカー。

「日本三景はすべて海です。」そうか?そうかな?
このことばにはひっかかるな。


海が共通している事より「宮島だけが建造物」、えいちゃんはそう思うけど。






日本三景くらべてみれば



日本三景はいちおう見たことがある。
宮島は今回で3度目。

天橋立には2年まえ中国バスの日帰り旅行で行った。バスの時間が長くしんどかった。

松島には20余年前P社の社員旅行で行った。60人くらいの規模で幹事役、「幹事」がしんどかった。




えいちゃんが見た感じでは。

いちばん劣るのが「松島」、ここは島だけ。おまけに牡蠣の養殖で海の色が青でなく茶色に近い。瀬戸内海の島々を見慣れている人には風光明媚ではない。

「天橋立」と「宮島」はどちらもそれぞれいい。
橋立は丹後の海の寂しげな色とよくマッチしている。
宮島は明るい感じがする。

あえて甲乙つけるとすれば広島という都市から近いので、そういう便利さがあるので「宮島」が一番。


ガイドさんの話

10くらいの規模で一人のガイド、そういう観光グループが前後に何組も何組もいるのでガイドの説明が自然と耳にはいる。

「宮島は広島から20キロ離れていますので原爆の被害は受けませんでした。」


「道に草はありません、全部鹿が食べてしまってます。」
道に草はないが鹿のフンがいたるところころがっている。



ここから見ると

「ここから見る風景、ここがいちばん写真にも使われるとこです。」
廊下に10人くらいの観光客を引き連れたガイドさんがそう言っている。
それで写した。










「宮島の鳥居はぼっけぇおおけんじゃ。」


えいちゃん初めての宮島は城見小学校の6年生、修学旅行。

「宮島の鳥居はぼっけいおおけんじゃ。」、小学生になった時分から聞いていた。
上級生たちは修学旅行から帰るたびに下級生に自慢していた。

毎年聞かされ、それが頂点になるのが6年生。鳥居を見れることができる、それは楽しみだった。












修学旅行、ついでに思い出すこと

なんでか?思い出すのが小林旭の渡り鳥映画。バスの中でアキラの”ズンドコ節”を歌っていたような記憶がある。
その年は橋幸夫が潮来笠でデビュー。
社会的には「60年安保」、国会議事堂を何万人の学生たちが囲んだがテレビもない田舎では大人も子供もまったくに関心もない出来事だった。


生まれてはじめての一泊旅行。
宮島で一泊した翌日岩国へ、そこでバスは米軍基地へはいっていった。

基地内に兵家族の芝生の住宅があり、これまた生まれてはじめて「芝生」と「アメリカ人」を見た。

そのころえいちゃんが知るアメリカ人といえば映画ニュースで見る「アイゼンハワー大統領」の他に誰がいただろう?
ゲーリークーパー、ミッキーマントルこの名前くらい。はるかな遠い海の向こうのあこがれの「夢の国」だった。













2003年12月6日