ハーフは10:05スタート。
5キロのスタートを見送り、すぐ上着を脱いでアップ。
スタート前、早くも5キロの先陣がゴールしている。

石本とえいちゃんは前から7割程度の後ろからスタートした。

1キロすぎで石本が抜いて行った。

川土手では5キロのランナーたちと対向しながら走る。


最初武内を見る。
遅れて小中。
他のKSDランナーズクラブの5キロランナーは見なかった。

左手前方に明王院と明王台を見ながら右折して芦田川を渡る。

川土手を降りて福山港フェリー方面に向かう。
途中民家があるが応援者は例をみないほど少ない。

これほど沿道住民から無視されるマラソン大会はない。

だが大会係員は多い。さらに警察関係も最大限協力しているのがわかる。

途中距離表示はまったくない。

箕沖工業団地へ走る。ここで給水所あり。


団地内折り返しで走る石本を発見。
「部長!調子は?」
石本、笑顔を見せるが声がでない。
再度聞く「部長、どう?」
石本、微笑むだけ。

ふふ〜〜ん、石本は疲れている。



この日、えいちゃんの目標は「一度2時間を切っておかないと。」
それを目標に走っていた。

レース終盤はまた芦田川の土手を走る。
橋を渡り競技場への帰り道、強くはないが風が逆風。

残り距離は2キロちょいか?
そう思っていると、前方に石本らしき姿発見。

だんだんと近づく、石本は走る、歩く、走る、歩く。
差が縮む。

その時、石本うしろを振り向く。
「じゃ、部長!」

えいちゃんは時計を見ながら競技場へ付く、「うん、2時間越えたか。」

競技場へはいると武内と小中が見える。
武内「先にえいちゃんが帰ってきたので笑ってしまった。」

えいちゃんもまた石本をやっつけ「笑ってしまった。」



2003年2月26日