<前半>とうとうスタートしてしまった

号砲一発!とうとうスタートしてしまった。心配された雪はもう降っていない。道路も所々水たまりがあるものの全く支障はない。状況は絶好のコンディションに変わったかに見えた。最初の1kmは4分50秒、まずまずだ。調子はよい。例によってちょうどいいペースの短パン姿のお姉ちゃんを見つけすぐ後ろをついて走る。しばらく心地よい走りを続けたが、ついにそのお姉ちゃんも抜き去った。スタートから3kmまでは14分を切るハイペース。足も心肺機能も心配ない。しかし、今回は21kmを超える長丁場だ。少しペースを落とした方がいいかなと思っているところへ、落とさざるを得ない状況がやってきた。前から強烈な向かい風が吹いてきたのだ。キャップを前後反対にかぶり飛ばされそうになるのを防ぐ。自然と前屈みの姿勢になる。強風の影響をもろに受け3km〜4kmは実に6分を要した。次の1kmも5分を超え、結局最初の5kmは25分17秒、3kmまでの貯金を見事に使い果たした格好だ。しかしまだまだ走りには余裕があった。

 


2002年2月19日