陸軍演習を見た


陸軍大演習は金光の八重山であった。
このほう(城見)もとおった。

岡山の東軍と、福山の西軍が八重山で決戦をした。


兵隊が行軍していくのを旗を持って見物した。



神辺に行く前じゃ、小学校の時じゃった。

そりゃ、大勢軍人が来てみぃ、見るだけで娯楽じゃ。



西軍は城見を歩いて通ってから、笠岡で隊を整え金光の決戦場へ行った。

天皇陛下は金光にある八重山という高い山のうえで(決戦を)見物した。




(天皇を迎える金光町八重の人)


陸軍特別大演習

昭和5年11月陸軍特別大演習が岡山・広島県下で行われた。
大本営は岡山後楽園、第5師団と第10師団による3万人の大演習だった。
福山市には今も「御幸町」が町名に残り、金光町には八重山に「八重御野立所趾碑」が建っている。



なお、陸軍大演習地の金光に出発しようとしたライオン宰相・浜口雄幸首相が東京駅で撃たれた(翌年死亡)。

その2年後には犬養木堂が撃たれた。

2014年12月14日 | 昭和元年〜10年


                        


1999・12・3