福山の空襲時には、いちおう反撃の砲を発射しているようだ。
門数が明確でないのも、頼りなかった事を示している。
能登原の阿伏兎山中には高射砲台座跡が残っているが、他にも遺構があるのだろうか?
偽装砲については書籍本の記事として、初めて見た。
「福山空襲と戦時下のくらし」福山市人権平和資料館より転用。
福山守備隊のB-29に対する対空砲火について、米軍の攻撃機は3機が「貧弱で不正確であったが激しかった」、20機が「中規模程度の対空砲火があった」と報告している。B−29の飛行高度は4.000m、しかも福山上空を約1分で通過する攻撃機に有効な反撃はできなかった。
福山地域に配置されていた対空兵器
鞆・海後山 1門 高射砲
鞆・仙酔島 3門 高射機関砲
一文字堤防 1〜2門 高射砲
草戸・廃川地 3門 高射砲・高射機関砲
芦田川・国鉄鉄橋 1〜2門 高射砲
芦田川・堤防 1〜3門 高射機関砲
旧福山練兵場 3〜4門 高射機関砲
横島大浜 3〜5 高射機関砲
福山海軍航空隊 3〜6門 高射機関砲
草戸(偽装砲) 6〜8門 高射砲