「ご飯をいっぺんに食べさすな!」


その時、姑が言った言葉を今でも覚えているのは。

「〇〇と△△子にいっぺんにご飯をたべさすな。
いっぺんに食べさしたら、死んでしまう。」

私はお腹が空いたんでいっぱい食べたかったのに。
ほしい、ほしい思うとったから。

「ごはんは三分の一くらいにしてついどけ、ホントはお粥がえんじゃけど。」


どうしてあわんな事を言うんかな?
私もお父さんもお腹が空いとるのに!


博多でおにぎりを一個食べた後は、水を飲むだけで。
しかもその前は高粱のお粥だけの日。
どうして腹いぱい食わしてくれんのか。


後から姑さんが言うのに「腹がすいとるところへ、腹いっぱいくうと死ぬるんじゃ。」それが今でも覚え取る。


2002・4・30