玉音放送は聞いた。
社宅の前にみんな集まって、いっしょにラジオを聞いた。
あれはほんとに天皇の声じゃった。
「おおお〜」いう声だったが、わかったのは『日本が降伏した』ということ。
内容ははっきり聞き取れなかった、だがその意味(降伏・敗戦)だけは聞いてる人、みんなわかった。

「戦史上これほどの戦力差をもって開戦した例はなかった 元・関東軍陸軍大佐」
| 関東軍 | ソ連 | |
| 飛行機 | 200 | 5000 |
| 戦車 | 200 | 4000 |
| 火砲 | 1000 | 30000 |
| 兵員 | 750000 | 1500000 |
関東軍は玉音放送による満州全域での戦闘体制解除をなしとげた。
だが日本在留民への対策対応はかやの外でいわば棄民の状態におかれた。
ソ連侵攻の報を受けて、山田関東軍指令官は「楠公精神に透徹して断固聖戦を戦い抜くべし」と激を飛ばし、阿南陸軍大臣の電報による訓示「ソ連ついに皇国に冠す。大東亜を侵略制覇する野望歴然たり、断固神州護持の聖戦を戦い抜かんのみ」を各部隊に迅速に伝えられた。
「満州国と関東軍」より。
2002年4月30日