支邦の土壌
支邦、特に中支の土壌は良かった。
北支、ここも悪くは無いが大河の氾濫で毎年洪水になっていた。
河の外にも堤防があり、河の堤防ガ切れた時はそこまで水浸しになっていた。
堤防の内側は河の土手が切れることを前提に作物を植えていた。
浸かると作物の頭だけが見えていたが、水が引いた後は全滅していた。
どちらもいえるが町に近いところは肥料がなされよい耕地である。
町をはなれたところは何もしていないので出来は良く無かった。
が、肥料(さえいくらか)をすれば本当に良い耕地であった。

小麦がほとんどで北支では米もあった。
肥えがないんでできとらんが、肥えさえありゃあなんぼうでもできるのにのう。
町のほとりうはようできょうた。
おくのほう(北支のことと思う)は6月から2ヶ月間くらい洪水でつかってしまう。丘だけが残る。
水引いたらヌカル。植えとったもんは枯れっしまう。
せえがなけりょあええとこじゃ。
水路やこがありゃほんまにえんができるんじゃが。
なんぼか捨て気分で作ってもいる。(国土が・耕地面積が)広いけいああできるんじゃろう。
(思い出すというよりは、うらやましい感じで話した。2000年08月20日のこと)
2000年08月21日