上陸以来、一路漢口へ、漢口へと血の出るような進軍行軍。
出発以来5日目に漢口城に入城できた。
漢口へ上陸へした。
その間支邦大陸の帝都
漢口・武昌・・・・武漢三鎮。
揚子江が流れ政務・行政・軍事・交通・経済・外務の中心地たるや、その建物もまた雄大かつ壮大だ。
しかし高く聳える高層の上に、日章旗がひるがえる光景は実に美しい。
この日章旗をあおぎ見るとき、共に皇軍の一員として無事入城できたことは実に嬉しい。
しかし戦火なかばにして倒れ、多くの鬼と化した戦友の英霊に対して忠心より哀悼の意を表す。
1938・12・2(漢口にて)
2001年8月15日