祖父は神辺から養子にきていた。祖父の唯一の役?は、おごし池の幹事であった。
オヤジは尾越池と大池の役をしょうた。
(茂平の溜め池の水は)大池が主対であった。
池の役は(池の水の)範囲内の地主からえらんどった。
尾越池は尾越の田んぼだけ。
小池と尾越池はその辺の地主がしていた。
池には範囲が決まっていた。
水はなるたけ抜かんように(大事に)しとった。
田植え前と、植えた後乾いた時、穂が出る時に(水がいるんで)相談してぬいとった。
今は(稲を)植ようるのがおらん(少ない)。皆、木にしてしもうたんで水がいらん。(田をしている人は)いる時に勝手に抜いて使ええ、という事にしとる。
2000・6・25