丑の日に牛を海へ

(本によれば丑の日に、牛を海に浸ける行事があったようだが?)

あった。
夏か春の丑の日じゃ。
東の堤防の砂浜へ牛を下して海水で洗おてやりょうた。
飼ようる人は、だいたいみんな持ってきょうた。
牛は洗うてもらうことがないんで喜びょうた。
潮の満ち干があるんで、連れてくるのはだいたい時間が決まっとってにぎやかじゃった。
砂のええ時に・・・年に一回はやってやりょうた。

終戦後くらいから、せんようになったのう。


談・2003.12.10

          





作成・2017年4月19日