

圧倒的な声援の一番街はブロンクスへの橋となる。
この橋を渡るとき選手は歩くひとが急に増えてくる。
走り、歩き、半々か?


えいちゃんは走る。
だがランニングスタイルを維持しているだけ。外人の大男は走るえいちゃんを歩きで抜いていく。

歩くランナーを見ると、自分も「歩きたい」と弱気がでてきだしたりする。
再びマンハッタンに戻る。
えいちゃんの脚はついに歩く。歩く、走るを繰り返す。
セントラルパークの木々がやっと遠く見えてきた。
トントン走り、歩き、トントン走り。



2002年11月10日