
倉敷駅のホームは「寝台特急あさかぜ」が過ぎたあと「いずも」が来た。
「特急サンライズいずも」に乗る。
「いずも」は山陰の田舎のイメージ以上にしゃれた列車。
一部二階建てになっている。二階建てのところが一番値段が高いクラスの個室のようだ。
えいちゃんの指定席は「ソロ」と呼ばれる個室で狭い。
だが狭いながらリラックスはできる。
個室には浴衣もついている。
さっそく上着を脱いでくつろぎウイスキーの水割りをつくる。
寝台車に乗るのは何年ぶりだろう。
初めて寝台車に乗ったのは確か、就職試験を受けに東京へ行った時。なんと上・中・下の三段式になっていた。
服を脱ぐことも、身体を動かすこともまったくできなかった。
鹿児島に赴任する時も夜行列車だった。こんどは二段式だった。こんなに楽なものかと驚いた。
どちらも昭和40年代のことで・・・・あれから30年も経った。
ということは30年ぶりの寝台列車の経験となった。
2002年11月9日