寝台ベットの上で思うのは


「NYシティマラソン出場」は夢だった。
それは大きな夢ではなく、見果てぬ夢と思っていた。

KSDランナーズクラブができてはじめて挑戦を決意した。
なぜなら10年選手とはいえ、えいちゃんの走りは団地一周のだらだら走りのみであったのだから。


NYCマラソンへの出場決意後、10キロへ出場、その一ヵ月後ハーフへ。
ハーフを走った後、「NYCマラソン出場」の現実が見えてきた。




えいちゃんは今年、KSD社に勤続20年目の永年勤続表彰を受けることになっている。
KSD社ではその際、連続3日休暇取得がついていて既にその権利は発生中だった。

NYCマラソンの今年の大会は11月3日であることをネットで知ったえいちゃんは、6月ごろ上司にNYCマラソン連続休暇を口頭で申請していた。
ところがKSD社の組織変更があり、さらには受注増・生産増で業務多忙のピーク時に重なってしまった。

前上司にもNYCマラソン出場に快く承諾してもらっていたが、新上司にも承諾してもらい。出場直前には多忙の折、残業等を最小限の配慮をしていただいた。そいういう感謝を含め、なにがなんでも「完走証」だけは手にしなければならない。と、思っていた。





2002年11月9日