作者の記憶では、茂平の漁師の船にはすべてエンジンが付いていた。が、それ以前は?
(隣は漁師だったが?)手漕ぎじゃった。
もりさ方に笠岡にいきょうた。
もりさ方に買い物やこを頼みょうた。
(その他は)手漕ぎじゃった。一双あっただけじゃ。
もりさ、と、やっさん方が、・・今はおらんけどのう・・その二人が笠岡へいきょうた。
(そのエンジン付き船は)皆の、頼まれた物を買いに笠岡にいきょうたんじゃ。それと、店屋の品と、を仕入れに。
船をもっとるけぃ。(←それ位エンジン船は価値があった。他にはいなかった・・という感じ・作者記)
(エンジン船としての商売屋)
漁師は朝網を揚げ、木箱にいれて、代表のひとがかわりばんこに笠岡の伏越の市場へもっていきょうた。
戦後次第に(エンジン付きは)普及していって、みんな持つようになった。
2000・11・23