どんがめの処理

漁師の船の船底にいた「どんがめ」、あれはどのように処理されたのだろうか?
本によればどんがめは処理に困り畑の肥料にもされた、とある。
作者の少年時代は空腹にたえかね船底から勝手にどんがめを失敬して、山から枯れ木、海から火打石をさがし、そして焼いて食べていた。

どんがめはそんなには取れてなかった。

すてるほどはいなかった。

だから大事に(船底に)保管したり、食糧にしていたんじゃ。

焼いて食うと匂いはあったけど、うまかった。
隣からもようもろうていた。

2000年12月30日