藁をなうか、真田を組むか 


裸麦の穂をそろようた。 先は先で取り、中は中でとりょうた。
上の細いとこと、真中辺を切る。

麦は硫黄でうむして白うして、乾燥させて、真田にしょうた。


真中は潰して真田、先のエエ部分はごぶしをなようた。


子供の頃は、組んだ真田を夏休みに学校へ持って行きょうた。「一反持っけい」いわりょうた。
学校の真田講堂はそうやって何年か積み立てていた。

時には学校で皆んな寄って組むゆうこともしょうた。

今はだれもしょうらん。
麦を植える人もおらんし、乾燥炉もねぃ。


2000・6・17





談・2002.10.14


農閑期

男は冬は剪定、女は袋貼り。
剪定くずを拾う




茂平の生活