男と女の仕事


冬は農閑期だが?


(父の話)

ここ(茂平)は果物が主体じゃけぃ、剪定をしょうた。


(草の少ない冬の牛のえさは?)

藁ばぁじゃ。
その中へ芋ズルや、生の芋を切って混ぜたり。豆のぼろや。冬野菜のぼろ。

芋ズルは切って干してとっとった。→母・芋ズルは戦時中にゃ炊いて食びょうた。



(母の話)

男の人は選定、おなごの人は袋貼り。家の中で袋貼り。

袋貼りを長しゅうしょうた。今は(袋を)買ぅて掛ける。
冬から春じゅう、しょうた。

新聞切って・・・のして、型へはめて・・・貼ったら、こんどは油を掛ける。薬を。
それで干す、それでしまようた。

どこの家も袋ばぁ貼りょうた。

日がよい時にゃ、剪定くずを拾いにいったりもしょうた。

牛は喉を詰まらすことがあるんで、こもうに切ってからやりょうた。糠も混てやったり。
賀山にゃ、水でも。「米のとぎ汁のほうがええ」いうてやりょうた。→父・この方でもいっしょじゃ。

そうやって牛は可愛がりょうたんじゃ。

2002年10月14日

集会・常会




茂平の生活