作者記・”焼肉”という料理・食事は、想像もできない。というより無かった。作者の記憶では中学生の時、福山の叔父の家で「すき焼き」を食べたのが最初。文字通り”牛の牛肉”の食べ始め。その頃鶏を飼っていた。死を待つだけの鶏を殺して食べていた。大学生のころ「ホルモン屋」があったが、入ったことは今だ無い。”しゃぶしゃぶ”は就職してから。それまで食べたことは無い。・・・・
焼肉は玉野にいるとき初めて行った。それからは毎週のように行っていた。それは昭和48・49年頃の話。
(母の話)
雑な肉でも、肉がはいっとればおおごちそう、じゃった。
祭りや正月じゃいえば、江原から肉を売りにきょうた。
安い馬肉を楽しみにしょうた。
(父の話)
馬肉はやすい。さっぱりしてエかった。食うたようじゃった。
(母の話)
さっぱりして、えかったなぁ。
2000・12・17