はみの生食い 母の話


祖父のこと。
祖父ははみを生食いしていた。作者自身は現場の記憶は無いが。


(頭を叩いて殺したばかりの)ハミの頭を押えてから皮をむいで、腹を(畑にある、鎌などで)真ん中から切ってドフを飲み込みょうた。

そりゃぁ精になろう。まだ生きとったばぁじゃけい。そりょぉ呑みょうたんじゃけぃ。



(そしてそのハミは家に持ち帰られ串刺しして天日で干していた。その光景は僕が子供の頃からずっと見ていた)




そういう行為を、畑の真ん中で祖父は何度もしていたようだ。そのおかげか100才まで生きた。
堂面の畑で2001年12月1日 母の話。


2001年12月2日



茂平の食べ物