ぽんぽん
「ぽんぽん」は春、おやつの無い時代の子供には格好のおやつであった。
山の道などに生えている
ぽんぽんは大きくてもいけないが、小さくてもいけない。
小さいのは根元から大きいのは真中より上からポンと折る。折った上の部分もポンと折って捨てる。
皮を剥く。剥いたあとは食べる。すっぱい。すっぱいが食べる。
ぽんぽんは折るときにポンと音がするからそのように呼んでいるだろうことは子供にも想像がついたが、「いたどり」というのが本当の名前らしい。
似たようなのに「シィーシィー」があった。こちらはかんでしてるだけ。これもすっぱかった。
2000年06月13日