蛍取りは優雅なようでもあり、無残なようでもあった。
暗くなる頃2〜3人で田んぼの水路に行く。どこにもいたが、自然と多い所に人は行く。
そこには他のグループも集まる。持って行く物はうちわ、竹箒、瓶。
飛んでいるのは箒で追いかける。追いかけるだけ。(で子供もそれを知って遊んでいるのだ)
取るのは水路の草の葉っぱの上でピカピカしているのを取る。取ったら子ビンに入れる。子ビンにはスギナも入れておく。
家に帰ると一時蛍の光を楽しみ、その後は蚊帳に放す。しばらくの間蚊帳の中でピカピカしているがそれでおしまい。
翌日の蚊帳の中で光る蛍を見たことは無い。
ところで結構無残なのが、溝に落ちておお汚れになる。(水ボタルと呼んで水のなかで光るのがいた)光るので蛍と思って手をもっていくとヘビの目であった。
どちらも暗いので見分けはつかない。
というようなことが初夏の茂平では毎晩繰り返されていた。
2000年06月15日