笠岡の花火


茂平から笠岡の花火を見ようと思ったら@はたがいちの山まで歩いていく。A舟で笠岡港あたりまで行く。B臨時バスに乗って笠岡まで行く。
娯楽の無い時代、笠岡の花火は大きな娯楽であった。

@山に歩いていくのが多かった。が笠岡は遠いので打ち上げ花火の大輪だけ見えた。音と花火は全く合致しない。仕掛け花火は見えない。

A隣のおじさんは漁師だったので毎年船を出していた。僕は2〜3回連れて行ってもらった。その時はいちばん嬉しくて、波止で船に乗る、海と船のまざったにおいが揺れ、綱をはずしたおじさんがエンジンをかける。もうそれだけで幸せであった。
船が笠岡近くなると金浦や島からきた漁船があちこち増え、漁船のランプもにぎわう。館付のもあった。
花火がおわって茂平の波止に着くと干潮で船を繋げない時があったが、水門のとこで降ろしたおじさんは一人沖で潮を待っていたんだろうか?

B臨時バスで行った事は既に大学生になっていた時に一度、高校の友人と城山で見た。





茂平の子供