(ばくろうの話)


牛の売買はどのようにしていたのか?


「ばくろう」言ぅて、西ノ谷のますらおさんがしょうた。

ますらおさんが「ええ牛がおる、買ぇえ。」ゆうてようた。

こまい牛を大きくして売ったり、また牛を買うたり。

自分の家にも何匹も飼うて、そうしょうた。今は(ますらおさんは)死んだけど。


城見ではますらおさん、一人じゃった。
大勢はいらんけぃ。




思いだした。作者の少年時代まで、ますらおさんは牛のそういう世話をしていた。


2002年5月3日




茂平の生活