ブタ


飼うて売りょうた。
ブタ買い人がいて、買いにきょうた。

終戦後ちょっと中、飼うた。
メンを飼ようて、せぃでオンの所に連れて行き交尾さしょうた。小(豚)も買うてくりょうた。

飯の余ったのや、草をやったり、穀物もやらにゃあいけなんだ。

2000・10・8


(母の話)

豚はココ(と、裏庭のさえんを指しながら)で飼ようた。

臭うて二年も飼うか飼わんかで止めた。


羊を飼う前のこと。日本がまだ食糧難の頃。昭和20年代の中盤頃か?。作者の記憶には無い。



2001年6月17日




おば(父の妹)の話・談・2017.2.9


ブタを飼う

(戦後のこと)

兄貴がウチヘ豚の子を呉れた。
豚の子は七匹ぐらい産むんじゃって、それで
「これを大きゅうせぇ、そしたら小遣いくらいにゃあなる」
もってきてくれた。

牛小屋の前にこおまい豚小屋を作って、そこで飼ようた。そしたらまた五匹くらい産む。
(臭いがあるが)
残り物をなんでも食うのがえかった。
それで、残ると「豚にやれぇ」ゆうて食わしょうた。






茂平の生活