| 何処の家にもあった。ぜっぴあった。 あれで米を搗きょうた。 雨が降りさえすりゃあ米搗きをやりょうた。 ウチには家の入り口にあった。 しめいにゃ裏に動かした。じゃまになるけぃ。 精米所ができたんで、銅山なら「えべすんき」のとこ。あっこへ持っていって搗きょうたんじゃ。順番がくりゃあもっていってつきょうた。 米とせいから麦もあそこへもっていって搗きょうた。 芋を干して粉にして。芋団子もおいしかった。終戦後だいぶしょうた。食べもんがなかった。 (母の話) 賀山らにゃ味噌を搗きょうた。唐臼ならみやしいけぃ。 大豆を炊いて、唐臼で搗きょうた。 いっとき戦時中に芋きりをこしらようた。 そりょを粉にして団子にする時に。そりょを唐臼で搗きょうた。 |
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2001年10月7日