![]() (練炭) |
消し炭、堅炭、豆炭、練炭。 練炭は無花果をうむすのに使ようた。 練炭火鉢は店屋に使ようた。晩屋やこに。一日中使えるんで。 晩屋やこにぁ煮物をしょうた。その上に豆をのせてうむしょうた。 練炭はなかなか火がつかなんだ。あれには難儀をしょうた。 炭は為乗から買ようた。一俵ずつかようた。藁で編んだんで、俵になったんで。あれを買やぁ、当分ありょうた。 しまいには紙の袋で持ってきてくりょうた。頼んでは持ってきてもらようた。 堅炭は無くなるまで使ようた。残ればもったいないので、湯をかけたり、「あっ煮物がある」思えばそれをしょうた。ええように煮ようた。 どうにもならん時にゃぁ「消し壺」に入りょうた。火鉢みたいなのがあって。それに蓋をすりゃあすぐ消えて、たもうて、次も使ようた。 (干イチジクの練炭は?)畑ぃ、そのまま投ぎょうた。 |
2002年1月2日