米びつ

(2002年1月1日母の話)

ウチには丸いのがあった。使わんようになったんで処分した。

賀山には木の箱じゃった。倉に入れとった。


上から米をいれて出すのは、下の口を開けて一斗枡でうきょうた。
倉の上台においていた。

つみ
作者が見た米びつの中には、カブトムシを小さくしたような形の虫がいた。
あれがようわくんじゃ。

よう干しとかんとわくんじゃ。

みしろ(むしろ)の上で干しょうた。ほしたら逃げる。ほうて逃げる、逃ぎょうた。
おいしいけぃ、よう虫がつきょうた。