父の話・談・2000年6月17日
茂平の火葬場
水落(みぞーち)の東の一つ先の岩場にあった。
岩へ割木を積んでいって人間を焼きょうた。
番をつけていちんち焼きょうた。
焼くばあしょうたんで岩が赤ぉなっとった。
肺病や伝染病・・・移る病気を焼きょうた。
人間の下からと上にも木を置いてうむし焼きをしょた。
普通の年寄りやこが死んだのは土葬しようた。
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談・2004.4.25
焼き場
(管理人の同い年の子が伝染病で死んで、海辺で焼かれた)
赤痢や疫痢になったら、埋めちゃあいけん、焼けぇゆうことになっとった。
水落の東側に、石で焼くようにかっこうができとった。
潮がこんとこっじゃ。そこまで担いでいって、一晩ちいとった。焼けるまでおらんとかわいそうじゃった。かわりごうで誰かがおった。
そこで焼くばあしょうたんで石も色が変わっとった。