12kmを過ぎた辺りから足が重くなってきた。
残りの距離を考えるとおいおいという感じだ。特に膝から足首にかけてだるくて思うように足が前にでない。伴走と共に走る視覚障害者のランナーが抜いていく。
がんばらねばと足を運ぶがペースはあがらない。
12kmから17kmまでの5kmは26分45秒、幸い強風の影響はいい方に働いたのか自分が感じたほどペースダウンしていなかった。17kmから19kmまでは少しふんばって持ち直すことができたように思う。
しかし、19kmから20kmでまたまたペースダウン。今回のレースで最もきつかった区間だ。ペースはガタ落ちし抜かれる一方だ。前半抜き去った短パンのお姉ちゃんもここで抜いていきやがった。なんとも軽い足運びにみえる。
ふと前を見ると歩いている選手がいるではないか。ふと頭の中に弱い自分が覗きかける。いやいや絶対に歩くわけには行かない。もうタイムなんかどうでもいい、とにかく最後まで走りきることだけを考えようと決めた。20kmの看板までものすごく長く感じた。正確には分からないがこの1kmだけで7分近くかかっているのではなかろうか。20km通過1時間43分15秒。


2002年2月19日