府中を抜け184号線で三次を経由して出雲へ行こうと計画し車を走らせた。
府中を抜けた辺りからだろうか、雪のため路面が怪しい雰囲気を醸し出してきた。車は4WDではないが、一応スタッドレスを履いている。何も心配はないだろうとたかをくくっていた。しかし、世羅を過ぎたあたりから様子が一変した。路面は既に雪で真っ白、それに加え空から大量の雪が降ってきて正面からフロントガラスを直撃した。ワイパーをフル回転させても視界がよくならない。どうやら拭きとる量より降雪量のほうが多いようだ。道路脇に立っている気温表示は−3℃をさしている。そのうちワイパーが凍ってきてフロントガラスも凍ったままの部分が増えてきた。視界は最悪。でも車を走らせないと大会に遅れてしまう。なんとか見えるガードレールと時々走る対向車のライトから自分の走るべき位置を推測しながら走る状態が続く。危ないったらありゃしない、とてもマラソンどころではない。今考えるとよくあんな状態で走ってたと思う。世羅から三良坂過ぎまでその状態が続いた。それでもどうにかこうにか三次に着く頃には夜が明け、視界も良好になってきた。その後はほぼ順調に車を走らせることができた。しかし、雪は断続的に降り続いている。
出雲ドームには9:40頃着いた。ドーム内駐車場は残念ながらあと2台というところで一杯になり、周辺駐車場へ。係り人の案内でドーム脇の道路に路上駐車、幸いドーム入口に非常に近くラッキーだった。その頃の出雲ドーム周辺はといえば、強い風、横殴りの雪、路面はべちゃべちゃ、とにかく最悪のコンディションだ。今日のマラソンはいったいどうなってしまうのか。一体どんなウエアで走ればいいのか。不安が一気に高まる。そういえば今日は仕事の日、あれこれ気になることもいくつかあるが、今日は走ることだけに集中しようと気持ちを切り替える。

2002年2月19日