開会式が終わると全員集合の写真を撮る。そしてスタートまでそんなに時間はなく身体を動かして、会場直ぐ近くの道路まで歩いて行く。
スタート地点へ歩くえいちゃんの横でいぬい先生は靴紐を結び直していた。
いぬい先生が言うには。
「この大会はフルマラソン以外ではコースが一番きびしい。
うちの人(ご主人)はこの大会を走り、身体を壊し4年間走れなかった。」
「先生、ご主人も名簿に名前がありましたが?」
「完走だけしたら。と、言ってるんですよ。」
う〜〜〜〜ん。福山鉄人会の名トライアスナーの身体を壊すコースか。う〜〜〜ん。
そしてスタート地点。またまたいぬい先生。
「先生、聞いた時は動揺しましたが。何かまた楽しみになってきましたね。」
いぬい先生ご夫婦とは比べものにはならないが。そこそこのランナーとしては、えいちゃんには練習量の自信があったのだ。
2002年9月23日