井笠鉄道大井村駅から えいちゃん擬似コースを走る
鉄道マニア必涙の「井笠鉄道・大井村駅」は、今も原型を(かろうじて)とどめ峠の上に残されている。
今は昔、この峠では乗客が降りて貨車を後押しして、かろうじて昇っていた。それは昭和30年頃まで。えいちゃんが井原のおばあちゃんチに行く頃にはジーゼル車で、もう降りて押さなくても昇っていた。
この大井村駅はえいちゃんの家から歩いて3分ほどの所にある。
今朝はこの井笠鉄道の路線跡道路を擬似「帝釈峡コース」にみたてて、走った。
理由は、大井村から次のくじば駅まで2キロは完全に下り、くじば駅から笠岡駅まではゆるやかな下り。そこで折り返せば帰は昇り坂のみ。という事で。
走り初めたら、遠くから朝六時の寺の鐘が聞こえてきた。ぼ〜ん。
犬の散歩してるのが多い、中にひとり繋いでないのがいた。これ一番きらい。
巣作りの雀が一羽、口に藁を咥え飛ぼうとしたが、藁ガ重くようよろと、かろうじて飛んでいく。
笠岡市役所まで行って、そこで折り返す。
さぁ、これから半分というよりは昇り一本。
何の苦もなく、大井村駅までも戻ってきた。距離にして往復約7キロ。まだまだ元気。ふりが付いて団地を少し走って止めた。
と、こう書けば「帝釈峡」を完走できそうだがそうでは無い。
走りながら思ったが昇り坂の傾斜がゆるい。本番の道はもっと傾斜地のはずだ。
だが最近、えいちゃんは毎日坂道を駆けらないと寝られんような脚と身体になってしまっている。
2001年5月13日