茂平の農家にはビワ畑がある。どの農家にも。だが桃やイチジクのように主流ではない、しかしビワを作っている。なぜか?
ウチにも「うつろ」でつくっていた。
熟れても安ぅはあるし、骨がおれるんじぁビワは。
ビワは昔はようけい作りょうて、ちぎって出しょうたが。めんどくさいのでだんだん作らんようになってきた。
ちぎってもえんもありゃ、悪いんもある。
ちぎるのも木が大きょうて登らにゃあ取れん。
ビワの木には、枝と枝の間に板を掛け。その板を足場にして袋掛けやもいでいた。
食べるほうも、中味は種が大きぅて実があんまりない。種ばぁじゃ。
「茂木」はちいと甘いが、「田中」はちいと酸ぃ、大きいけど。
茂木のほうが美味い。
カンズメようには?
量がすくないんで出しょうらなんだ。みな(生食ようとして)福山に出しょうた。
2002年6月23日