”ために成る”本・赤銅鈴の助

自慢にもならないが。
保育園・小学生の時、マンガの本だけは人に負けない量を読んだ。

当時は月刊雑誌とその別冊付録。

一番の人気は赤銅鈴之助。
「剣をとっては日本一に、夢は大きな少年剣士。
親はいないが元気な笑顔。弱いものには味方する。
ガンバレ強いぞ、僕等の仲間。赤銅鈴之助」

この漫画を読むことは「ためになる」と、本気で思っていた。


何処の家に遊びに行っても、マンガ雑誌とその別冊ふろくが新旧混ざりころがっていた。
子供により好き好きがあり「漫画王」「少年」「少年ブック」とか、のうち雑誌の種類は一つであった。
お父さんが漫画がすきじゃった。
続きも楽しみにして読みょうた。

(弟の)おさむは、あんまり読みょうらなんだ。

少女漫画はコレいうのが無かった。
あんみつ姫とか。
マンガの本はそれくらいよく読んだので、中学生になる前のころ、ピタッと止めた。

少年雑誌は僕のようなケースが多いので、雑誌編集者は購読対象を小学生までにしていたようだ。


高校生の時、仁王堂の本屋で成績優秀な後輩がマンガの本を立ち読みしていた。
えっ、高校生がマンガを読むのか?と、ビックリした。

それから少ししてTVで「鉄腕アトム」が放送されだした。クラスメートで、後に東大へ進学したK君が「家では鉄腕アトムを見ている。」と話していたが、この時はビックリしなかった。
そういうことで、
中学・高校の6年間は新聞のヨンコマ漫画意外見た記憶が無い。
大学生の頃、下宿の部屋にある娯楽本といえば。

「週刊パンチ」「週刊プレーボーイ」
「週刊サンデー」「週刊マガジン」

なかにはサンデーなどを本箱に並べているのもいた。


小学卒業する頃、漫画を卒業した僕が以後見る漫画といえば。
喫茶店で拾い読みするコミック漫画。
「サラリーマン専科」「嗚呼花の応援団」「こまわり君」

子供が買っていた本の「お坊ちゃまくん」

今、子供は家をでたし。喫茶店に行くこともほとんどないのでマンガは見る機会がない。

特別ふろく


つぎ

2002年1月25日