実姉の証言


次姉である母に聞いてみた。


予科練に行くから死ぬとか、そういう事は(当時の)一部の人が時流にのって言うだけで。
また後から(戦後になって)いろんなことを言うとる。

うん?たけさんが特攻へ。
そりゃぁ知らん、知らんでぇ。そわんな事を言うとったか。

心配かけまぁ思うて知らせなんだんじゃろう・・・。



予想外の返答だった。
母が終戦までこのことを知らなかったのはわかる。
だが戦後58年、弟が「特攻兵」のことをずっとしらないまま日々を重ねていた。


長兄の証言へ→


もどる

2003年4月27日