戦友・よねいさんのこと


(毎年の夏休み遠方・・・津山の奥の方・・・より、よねいさんという人が訪れていた。
よねいさんは父が兵隊の時の友人と言うことだった)

(母は「よねいさんより人がいい人はいない」とよく話していた)



おばの話・2015.7.21

戦友「よねいさん」のこと




岡山の駅から兄貴といっしょに東京へ行った。
岡山の駅には、茂平から両親と「よねいさん」がきてくれた。


よねいさんが見舞いにもよくきてくりょういた。
茂平の母が「結婚するならよねいさんのような人にもらうてもらえりゃあええ」ようた。


兄にほんとにようしてくれた。

夜でもこつこつ顔をだして見にきてくりょうた。
或る夜、兄が呼んでも起きなんだ。そしてら紐をさばる。
そろっと顔を見てくりょうた。


よねいさんは管理人が中学生になった頃より、来ることが途絶えた。

病気で亡くなったそうだ。まだ40代半ばの若さだった。








父と戦友・よねいさん。

昭和30.31年頃。









作成・2017年4月19日