ノートルダム清心の渡辺学長は今も新聞によう書いとるが、自分の目の前でお父さんが殺された。
和子さんが小学校の三年生のとき。
いまだに山陽時評によう書いとる。もう72・3になるんじゃろう。
婦人会にも着た事がある。よう話す・・・(作者記・渡辺学長の話には相当感動したようだ。)
犬養美智子は78歳と書いとったが、同じ年じゃ。
今度は、あの歳になって、外国(よそのくに)にすむらしい。
新聞の「時の人」にも出とった。あの人も渡辺学長といっしょじゃ。
首相や大将の子供は頭が違う。
(犬養は)自分が建てた学校の、その生徒が呼び寄せてくれるので、それで行く事になった。
作者記・母は、二人とも、賢い人はする事が違う、と感心しているみたいである
2000・1・30
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