由久ばあさんの話
曾曽祖母は弘化3年(1846)に備中国の吉浜村に生まれ、備中茂平村に嫁いだ。1男1女あり。
昭和18年(1943)岡山県小田郡城見村茂平で天寿を全うした。享年97才。
その間、弘化・嘉永・安政・万延・文久・元治・慶応・明治・大正・昭和と生きてきた。
母が結婚して8ヶ月後に亡くなった(8ヶ月間同居していた)。
母に晩年の曾曽祖母の日常を聞いた。
談・2013.7.15(母の話)
いつも縁側にすわっていた。
食べるときはおじいさん(実子・管理人の曽祖父)といっしょに座って、あの頃はお膳で、箸を出して親子で並んで食びょうた。
そりゃあ元気であった。
朝は一人でちゃんと起きて、縁側に座って外ばあ眺みょうたのを覚えておる。
(母は当時90才を過ぎて正座ができなかった。椅子に座っていた)
けっこうなおばあさんじゃった。
猫をかかえて、べべちゃんこをして、静かに見ょうた。
2016年06月07日