12月の終わり、(正月前は)消防が火事の見回りをする。
最初のうちは純粋な火の用心であった。
詰め所で一杯(イッパイ?)飲んでから、飲まんと寒うてやれん、から飲んでから出発していた。
(飲んで)出来上がった頃が時間的にも丁度良い。ホイデ、ガラガラいわすようになった。
年末に2〜3日しょうた。今はおとなしゅうなった。
当番を残しブリキ缶などを引きながら、ついでに「火の用心」といいながら見回りをしていた。
最近はまたおとなしくなったが、昔は家は麦わらで、(ガスを使う今と違って)火を使っていたのでホントの火の用心じゃった。
作者が大学生の頃には大晦日とその前のころは毎晩12時ころ、ゴロゴロとカンカンなどを引っ張る音がして消防団員の話声が聞こえていた。
ああ、今年も年末なんだな、と思っていた。
2000・6・17